大阪市西成区の内科・消化器内科

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大腸ポリープについて

大腸がんは数少ない予防できる癌です。
そのためには定期的な健診(40歳以上で行われている大腸がん検診)を受ける事はもちろんですが、それだけでは充分と言えず癌になる可能性が有るポリープを定期的に内視鏡的に切除し、きれいな大腸(クリーンコロン)にすることが必要です。

大腸ポリープについて

大腸ポリープとは大腸や直腸にできた隆起性病変の総称です。ポリープは腫瘍とそれ以外のポリープに分けられます。一般的に腫瘍とはがんや腺腫のことを表し、がんに変化しにくいポリープを過形成ポリープ、炎症性ポリープ、脂肪腫等と表します。線種とは大腸にできた腫瘍性ポリープで、良性の腫瘍です。しかし、がんに変化しやすい性質があるため多くの場合は治療が必要となります。殆どの大腸がんはこの腺腫から発生すると考えられており、そのため腺腫の段階での切除が重要となります。大腸に腫瘍を発見した際の処置としては ①生検を行う ②内視鏡的切除 ③外科的切除 の3通りしかありません。専門医であれば殆どの病変は、その形状や色調などからどの治療法が最善かを観察のみで判断できます。内視鏡的切除で済むのか外科的手術が必要かでは患者さんへの侵襲が大きくかわりますが、その分かれ目となるのはリンパ節転移を伴うかどうかです。リンパ節に転移があれば内視鏡では切除できないので外科的切除することになります。この判断の分かれ目となるのは「癌の浸潤が粘膜下層1000ミクロンより浅いか深いか」ですので、内視鏡検査で大腸腫瘍をみつけた際に病変の一部を採取する生検検査では意味がなく、発見と同時に切除まで完結して行うことが重要となります。
当クリニックにおいても、抗血栓剤を内服されているなど特別な理由がない限りは内視鏡的治療の対象となる病変はほぼ全て切除しております。

大腸癌について

大腸がんは日本人女性の死亡率一位と増加の一途を辿っております、その為早期に発見することが益々重要となってきました。
現在行われている大腸がん検診は便潜血検査です。便潜血検査を毎年行うと大腸がん死亡率を下げるという報告はあります(Minnesota Study 1997)、しかしながら便潜血反応は進行癌が存在していても15%(便潜血2回法)から25%(1回法)が陰性となってしまいます。ましてや前癌病変と考えられている前述の腺腫の発見には便潜血反応はほぼ無力といえます。(腫瘍マーカーもほぼ同様の有効性です)大腸がんで命を落とさないためにはリンパ節転移を伴わない段階、すなわち早期がんの中でも癌の浸潤が浅い段階までに発見し切除することが重要ですので、残念ながら便潜血反応だけでは充分とは言えません。
大腸がんは小さくてもリンパへの転移が疑われる場合には外科的手術が必要となりますが、逆にかなり大きくてもがんの深さが浅い場合、つまり転移の可能性が無ければ内視鏡的に切除することが可能です。
現在のところ、大腸がんの予防とは、大腸内視鏡検査を受けて頂き腫瘍を内視鏡的に切除することに尽きると言えます。40歳を過ぎたら症状はなくとも大腸内視鏡検査を受けて頂き、切除対象となるポリープを小さいうちに全て切除することが重要です。特に家系に大腸がんになられた方や複数の大腸ポリープや大腸がん以外の癌と重複した方がいらっしゃるような方は遺伝的素因があると考えられ、ご自分が定期的な内視鏡を必要とされるかどうかを明らかにするためにも一度内視鏡検査をお勧め致します。

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